円城塔+田辺青蛙『読書で離婚を考えた』

オネオネ日記の影響をうけて、別に書評らしきものでなくてもいいや、という気になってきたので、読書イニシアチブもこの方式でいこう。
風呂に入りながら毎日二つずつ読んでいる。
夫婦の掛け合いよろしく進んでいくが、Webサイト幻冬社PLUSに連載されたものに加筆・修正したものらしい。電子のサイトではやはり手頃な長さでも、紙の本では短くて加筆したのだろうか?特に円城のものは少し長い。それでも、紙の本では短いか。
読書は楽しみと言うよりは自分が書くための知識なり方法なりを得るために読んでいるので、ついこんなことが気になる。

考えてみると、僕の読書つねにそんなものだったような気がする。はまり込んでよみふけったという本がないわけじゃないけれどおおよそそうだ。
まだ、何か評論でも書いてやろうという気のあったときは、まだしも系統的に読んでいたような気もするが、いまはまったくそんな気もなくなったので、気軽につまみ食いしている。
そのことは、円城も同じらしくて本に淫しているらしいことがうかがえる。

本なんてもともとそんなに好きじゃないといいいながら、食べるものを惜しんで本を買ってきたのはなんだったんだろうか? と今になって思う。

そんなこんなを経て、本はつまみ食いでいいという結論に至った。やっぱり本はこっそりと隠れて読むものだ。そこにこそ醍醐味がある。グループ読書会なんてものがあるらしいが、そんなもんうそっぱちに違いないと思う。第一気持ち悪いよ。

円城塔は知る人ぞ知る実験作家と言ってもいい前衛的な作家だ。かれが電子書籍をどう見ているかと言うことは、Kindle Single「リスを実装する」でも公開しているように電子書籍だからと言って、短いわけではない。おそらく、たまたま、電子書籍で公開したというだけのことなんだろう。事実、紙の本『シャッフル航法』に収録されているから。そうだとすると紙の本、電子の本に文体としての違いは意識されていないのではないかと思える。

しかし、いずれにしても円城の作品は短い。それは電子書籍に適応していると言えるんじゃないか。と言う知識を得たということにしておこう。

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