
関裕二『古代日本と朝鮮半島』(PHP文庫)
久ぶりに関裕二を読んでいる。歴史読み物だけれど、時々小説でも読むかのようにたのしんでいる。新しい知識というよりもよく承知している情報下での...
読書空間を翔けぬける
久ぶりに関裕二を読んでいる。歴史読み物だけれど、時々小説でも読むかのようにたのしんでいる。新しい知識というよりもよく承知している情報下での...
死といっても、他人の死ではなく自分の死であり、自分が死ぬということだ。 南直哉は、曹洞宗の禅僧だけれども、あなたはむつかしい...
本編は2019年の10月頃に下書きとして書き下したのです。長らく公開をためらっていたのは、文字化して書き下すだけではだめじゃないかと考えて...
「悟り体験」というのが、インドから大乗仏教の覚醒体験が伝えられるまで、中国も日本にも悟り体験は存在しなかった。それが中国に伝えられて始まり...
並川孝儀『ブッダたちの仏教』 ちょっと他の件でゴータマ・ブッダの根本思想を確認しておこうとして並川の『ゴータマ・ブッダ考』と『スッタ...
前田裕二の『メモの魔力』を読んだ。 期待としてはメモの山による知的生産のようなことを考えていた。しかし、そこにあったのはぜがひにでも...
藤谷治『小説は君のためにある』ちくまプリマー新書にふさわしい 藤谷のデビュー作である『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』を読んだ時は、面白...
柴田勝家『雲南省スー族におけるVR技術の使用例』電子書籍のSF 以前、朝日新聞で円城塔が推薦していたのを覚えていた。何の拍子かアマゾンで本...
イタロ・カルビーノ『最後に鴉がやってくる』強烈な時代を生きたときの短編集 この短編集は、第二次世界大戦化のイタリアレジスタンスに参加してい...
鳴海風『和算小説のたのしみ』10年を経ての再読 本書の発行は2008年3月になっている。購入は2008年4月9日のレシートが挟んであった。...